どんな給与体系のお店があるのか知っておきましょう。
キャバクラではどのように給料が決まるのか、気になる方も多いと思います。 キャバクラの給与体系は、店舗や地域によっても異なりますが、ここでは一般的な給与体系について紹介します。
売上制
売上制のキャバクラの場合は、本指名のお客さんが使った売上の何割かを 給与として貰えるシステムになっています。 完全歩合制でキャバ嬢への還元率は4~6割と高い為、キャバ嬢も本指名 のお客さんを増やすのに必死になります。 そしてそのお客さんにたくさんお金を使ってもらうよう、あの手この手 で注文させようとします。 歓楽街のお店ではポイント制よりも売上制のお店が多いようで、 最近多いのはポイントと売上制の両方のお店です。 ポイントと売上制の両方では基本給はポイントで決まり、インセンティブ の部分が自分のお客さんの売上で決まる、という形になります。 そのお店の経営状況やコンセプトによって、ポイントの比率が高いか インセンティブの比率が高いかはまちまちですが、還元率は3~5割程度で キャバ嬢のモチベーションも高くなると言えるでしょう。 このようにどのキャバクラも給与体系は同じというわけではないので、 求人に応募してそこで働くなら自分に向いてそうなお店を選びましょう。 基本的には実力主義の世界ですがそれでもこのような選択肢はありますので、 面接では給与体系についてもしっかり質問しましょう。
ポイント制
キャバ嬢にとっては本指名のお客さんこそが一番大切となります。 ポイント制のお店ではお金をガンガン使う本指名のお客さんがいても、 そこまでキャバ嬢には還元されません。 ポイント制のお店で働くキャバ嬢にとって重要なのは、確実に指名される事と 延長される事、そしてドリンクです。 この場合は短い時間でいいからお客さんに何度も通ってもらえた方が、 自分の評価は良くなり貰える給料も増えます。 一度に何十万円という大きな金額を使ってくれるお客さんがいても、 ポイント制のお店では給料にそれほど反映されません。 そのお店の仕組によって何が嬉しいことなのかは変わりますが、 どんな給与体系のお店でも指名のお客さんはありがたい存在になると 理解しておきましょう。 このへんの仕組みを知っているお客さんなら仲良くなると、この店は どういう給与体系なの、と聞いてきて自分にとって良い方法で遊んで くれることもあります。
指名客の枝
キャバクラの用語に「枝」というのがあります。 枝とは指名のお客さんが連れてきてくれたフリーのお客さんの事で、 これがキャバ嬢にとってはかなり大事なポイントともなります。 キャバ嬢の給料は自分を指名してくれたお客さんの売上で決まりますが、 多くのお店でこの枝の売上の扱いは、枝を連れてきたお客さんが指名 しているキャバ嬢の売り上げとして扱われます。 もし自分を指名してくれているお客さんが5人の枝を連れてきてくれた場合、 指名のお客さんの売り上げ+枝5人分の売り上げが自分のものとなります。 普段はそんなに頻繁に遊びに来てくれないお客さんでも、顔が広く枝を 連れてきてくれることの多いお客さんなら大切にしたほうがよいのです。 そのお客さん本人の売り上げは少なくても、枝の数だけ自分の評価も 上がるということを覚えておきましょう。 どんどん新たな友達を連れてお店に遊びに来てくれるお客さんは、 本人の売り上げやポイント以外の部分を見て大切にしましょう。